|  staff のブログ   |  2009/11/14

2009/11/14

 構造材 きざみ作業中。

「きざみ」
 墨付け、された木材を墨にしたがって正確に仕口を作ること。
多くの手道具や電動工具を使ったりするが、技能と経験が重要である。

                            大工規矩術技能用語辞典より

 最近の木造建築ではプレカットが主流ですが
今回は特殊な構造方法であるため、
自社大工さんによる墨付、きざみということで・・・。

「プレカット (precut)」
 住宅建築における木工事部分について、
現場施工前に工場などで原材料を切断したり加工を施しておくこと。

                             大工規矩術技能用語辞典より

 昔は全てが手作業で、大工という特殊技能職を追求する事に美学があったはず。
技術革新、省力化の波に きざみがプレカットに変わり
 カンナ仕上げが機械化され、ノミすら必要なくなれば
特殊技能が ただの技能に変わり、
若い大工さんが本質を知らぬまま終わるということ。

 勿論、木造建築全体の話ですので どうしようもないんですが・・・。

まぁ、その中であって 新しい考えや、やりがいを
 担うのが僕たち 団塊世代ジュニアの宿命なのかな?

建築にかかわらず食にもそんな想いがあります。
 クルクル寿司とか特に。笑

最近は 団塊世代か、じいさん大工の
 昔話を聞くのが楽しいし、勉強になります。。。